Bonn
2018年8月14日(火)
打ち合わせへ。私の主な業務は精神のサポート。
今日はさしたる意見もなく座っていた上に、ケーキをご馳走になった。
カロリーを消費し、摂取する。生き物のあるべき姿だ。
飲み会ではコナンのトリックを力説したような気がする。みんな、興味がなさそうだった。
渋谷で降りて、深夜の高速バスへ。普段だったら家の近くのコンビニにすら行かないような時間に一人で都会の街を闊歩していると不思議な気持ちになる。
東京を煮しめたような。マンガやドラマで東京で暮らす女を象徴的に書くならばこういうシーンかな、みたいな。
2018年8月15日(水)
群馬へ。祖母が待っている。
夜は花火大会へ。おにぎりを握っていくことに。
鮭。たらこ。梅。各種4つずつ。ごはんを手に取り、具をいれて、握り、軽く塩を振り、海苔を巻きつけて軽く握る。単純作業は好きだ。
この村の花火はどこの花火よりも大きくて、降りかかってくるようだ。
夜、亡くなってしまった友達が夢に出てきた。お盆だから?意外と古風なんだね。
2018年8月16日(木)
バーベキューへ。悪くなっていく天気に反比例して、炭はゴウゴウと燃えている。
全身ずぶ濡れになって帰宅。
家族って楽しい。お盆最高。夏っていいなぁ。こんな幸せがいつまでも続けばいいのに。
新しい家族を作って、頑張ろう。
2018年8月17日(木)
今日は帰京。
おばあちゃんの飲む紅茶を冷ましてあげたら「本当に優しい」と言われて……。
この程度でこんなに褒められるなんて、明日からの厳しい日本社会に耐えられる気がしない。それにしても、爽やかな風が吹く日。
帰ってきてから、近所のケーキ屋さんへ。疲れた脳にはダイレクトな糖分。
ここのメレンゲはおいしい、チョコレートケーキはあそこのお店で、モンブランはあそこ……。こういう話をしていると『小さいお家』で、戦争中に今は食べられないおいしい食べ物の話をするシーンを思い出す。戦争にだけはなってほしくない。